爬虫類人が世界を支配?レプティリアン説を検証
世界の権力者の正体は、人間に化けた爬虫類型の宇宙人「レプティリアン」だという説。「目が爬虫類になった」という動画など、よく挙げられる「証拠」の正体と、この説が広まった背景を解説します。
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ウラヨミ博士:世界のえらい人が爬虫類って、ホントなんじゃろか?
どんな説?
世界の王族や政治家、大企業のトップなどの正体は、人間の姿に化けた爬虫類型の宇宙人「レプティリアン」で、ひそかに地球を支配しているという説です。ふだんは人間の姿をしていても、ふとした瞬間に目が爬虫類のように変わる、と主張されることもあります。
なぜ広まった?
- 1冊の本がきっかけ:この説は、1998年に、イギリスの元BBC記者デービッド・アイク氏が出版した本で、広く知られるようになりました。本では、王族などの正体は爬虫類だと主張されていました。
- 「目が変わる」動画がSNSで出回る:有名人の目が一瞬だけ爬虫類のように見える、という動画や画像がSNSで何度も話題になってきました。短い映像は、見た人に強い印象を残します。
- 「えらい人は人間じゃない」という感覚:大きな力を持つ人たちへの不信感や、「自分たちとはちがう存在だ」という気持ちが、話をおもしろく、受け入れやすくしている面があります。
実際はどうなの?
- 説の言い分
「目が爬虫類になった」動画がある
実際はファクトチェック団体のスノープスによると、SNSで広まった「爬虫類の目の人」の動画は、もともとデジタル加工の作品として作られたものでした。それが「加工です」という説明なしで出回り、本物だと思われてしまったのです。
- 説の言い分
権力者が爬虫類だという「証拠」がそろっている
実際は2023年に「ある国の国王は爬虫類だ」と主張する動画が広まったとき、ファクトチェック団体のポリティファクトは「根拠のないうそ」と判定しました。動画は、神話の怪物の絵や、星占い、式典に登場した牛などを寄せ集めて、むりやり結びつけたものでした。
- 説の言い分
ただのおもしろい話で、害はない
実際はイギリスのユダヤ人団体などは、この説を広める主張の中に、昔からある「特定の民族が世界を支配している」という差別的な陰謀論と重なる部分があると指摘しています。「ただのネタ」に見える話でも、特定の人びとへの偏見につながることがあるのです。
見抜くポイント
- 「切り取られた映像」を疑う:数秒の動画は、加工や編集がしやすく、元の説明が外されて広まることもあります。だれが、どんな目的で作った映像なのかを確かめましょう。
- こじつけに気づく:まったく関係のないもの同士でも、「似ている」「数字が合う」とつなげていけば、どんな話も本当らしく見えてしまいます。つなげた理由がちゃんと説明できるかを考えることが大切です。
ウラヨミ博士:どんな話も、つなげ方しだいで本当っぽく見える。つなげた理由を確かめるのがコツなんじゃ!
出典
- His Royal Reptile? Video makes unfounded claims about King Charles III(PolitiFact(米国のファクトチェック団体))
- Are These Reptilian Humanoid Eyes Real?(Snopes(米国のファクトチェック団体))
- David Icke's ages-old, new-age antisemitism(Community Security Trust(英国のユダヤ人コミュニティの安全を守る団体))
2026年10月14日に内容を確認しました。リンク先の内容は変わることがあります。